◆マイスター・ミュージックについて

株式会社マイスター・ミュージック(レーベル名:MEISTER MUSIC)はクラシック専門のレーベルとして1994年10月設立。 2019年よりクラシックでは世界初となるハイレゾDXD384KHzでのスペックによるワンポイント・レコーディングで高解像度のサウンドを提供しております。
当レーベルの主宰は、邦人初となるディプロム・トーンマイスター(ドイツの国家資格)の称号を持つ平井義也(ひらいよしや)。 平井は、日本で電子工学の学位を取得した後、渡独。 ドイツ国立デトモルト音楽大学(現在のErich-Thienhaus-Institut)にて、音楽学、音響工学、電子工学、作曲法、和声楽、ピアノ等を学ぶ。 ドイツ・グラモフォン、北ドイツ放送局などで研修を重ね、卒業と同時に上記称号を取得。 帰国後はソニー・ミュージックに入社、その後、独立、当レーベルを設立いたしました。









世界に数ペアしかない、特殊な銅からハンドメイドで制作されたデトリック・デ・ゲアール製(スウェーデン)マイクロフォンやクラシック音楽専用にチューニングした機材を用い音楽ホールでレコーディングを行っております。 高解像度のサウンドに加え、専門の立場からのアプローチによる細かな編集作業を重ね、音源制作を行っています。
 現在、国内外の演奏家によるアルバムおよそ600タイトルをリリース。

 ● Erich-Thienhaus-Institut https://www.eti.hfm-detmold.de/de/
 ● DVT ドイツトーンマイスター連盟 https://tonmeister.org/de/

◯受賞歴
 ・平成10 年度文化庁芸術祭優秀賞受賞
  「受賞作品:C D「パピヨン/練木繁夫(ピアノ)
 
 ・平成15 年度文化庁芸術祭優秀賞受賞
  「受賞作品:C D「セビリア風幻想曲/福田進一(ギター)
 
 ・平成30 年度文化庁芸術祭優秀賞受賞
  「受賞作品:C D「テリュール/徳永真一郎(ギター)




◆マイクロフォンについて

MICROPHON

Didrik De Geer No.13 & 14 “Eterna Musica”(SWEDEN)
エテルナ・ムシカ No.13 & 14(真空管ハンドメイド・マイクロフォン)
デトリック・デ・ゲアール(スウェーデン)製
【指向性】単一指向、無指向、双指向
【最大周波数帯域】8Hz 〜 200KHz -3dB
【出力インピーダンス】67Ω
【ファントム電源】115V/50-60 Hz/AC/ECC 82 1 本使用/B電源120V
【振動板】大型1インチ2重振動板(AKG)
【サイズ】直径80mm/高さ270mm/重量2200g


◆ハイレゾDXD384KHz レコーディングについて

ヴァイオリンやピアノといった楽器から発せられた「音」は、演奏空間に響くことで「音楽」へと変化し、聴衆の耳に届きます。
マイスター・ミュージックでは、楽器本来のアコースティックな響きを録えるために、理想の演奏空間である音楽専用ホールでの、倍音を含むホール・トーンを重視した録音を行っています。 「楽器本来の響き」と一口に言っても弦楽器、管楽器、打楽器などそれらは多種多様で、音の指向性や広がりは、それぞれの楽器の周波数帯域の違いによって、変化します。

 チェロを例にとってみましょう。図1&2をご覧下さい。
(こちらは、ドイツ・デトモルト音楽大学トーンマイスター課で学んだ際のテキスト「Akustik und musikalische Aufführungspraxis / Jürgen Meyer 著」からの引用です)
 これらは空間における、チェロの周波数帯域の違いによる垂直面と水平面での音の指向を図で表しています。











 垂直面の音の指向(図1)は、200Hzでは前方、250Hzでは後方へ、そして2000〜5000Hz(ハーモニクス)では2方向へ分かれているのが分かります。

 水平面の音の指向(図2)も周波数帯により、それぞれ指向が変化しています。
チェロという楽器一つをとっても周波数(音の高低)が変わると音が響く方向に違いがでることが分かります。 楽器の種類が変われば、仮に周波数帯域が同じであっても、違った指向を示します。

 更に、アンサンブルやオーケストラといった多種の編成では、個々の楽器の音が干渉し合いヴァリエーションに富んだ音場となって行きます。 これにホール・トーンを計算にいれてのレコーディングとなります。

 ハイレゾの最大の特徴でもあり、響きの重要なファクターとなる「倍音」をもっとも理想的な状態で録えるために、私たちは、高感度の音楽専用マイクロフォンによるワンポイントでのレコーディングを採用しています。 セッション毎に、楽器と編成の音響特性、作品の「作曲された時代」や「調性」などの要素を鑑みて機材のセッティングを行い、マイクロフォンの最適と思われる指向を選びます。





 「エテルナ・ムジカ(永遠の音楽)」という名を冠したマイクロフォンがあります。
スウェーデンの特殊な銅を使用した、デトリック・デ・ゲアール氏による真空管ハンドメイド・マイクロフォンです。 最大周波数帯域は8Hz 〜200KHz、指向性も単一指向、無指向、双指向と自由に変えることが出来る、世界に類を見ない大変優れたマイクロフォンです。 ハイレゾ384KHz(1チャンネルが192KHz、左右併せて384KHz)の帯域をカバーするに充分なスペックを有する数少ないマイクロフォンでもあります。

 私たちは、20年来このマイクロフォンを使用してレコーディング・セッションを行なってきました。 最近まで192KHzでの配信にとどまっていましたが、編集機器などのスペックが更に前進したため、満を持して384KHzでの配信が、今回リリースとなりました。 情報量が多いため、編集もより精緻な作業が必要となり、時間だけでも従来の3倍程を費やされた音源です。そしてこのクオリティはCDなどにも活かされています。

 今まででは聴こえてこなかった、演奏家の繊細な表現や響きの艶やかなうつろい、さらには音楽の一部としての息づかいまでもが感じられるリアルで立体感のあるサウンドは、まさに音楽ホールにおける特等席。

 「音楽の世界を、更に一歩踏み込んで楽しむ」
ハイレゾ384KHzがその一助となれば幸いです。


平井義也(トーンマイスター&プロデューサー)

 株式会社マイスター・ミュージック

 〒231-0023
 横浜市中区山下町113-4 ポートタワーA 4F
 Tel:045-680-1030 Fax:045-680-1031

 Meister Music Co., Ltd.

 113-4 Port Tower A4F, Yamashita-cho, Naka-ku, Yokohama-city, Kanagwa,
 JAPAN, 231-0023
 Tel:+81, 45, 680, 1030 Fax:+81, 45, 680, 1031